胸が垂れるのはなぜ?
- 年齢のせいだから仕方ない…
- 垂れてしまってからではもう遅い…
とあきらめていませんか?垂れてしまった胸も、 実は日々のケアで蘇らせることができるんですよ。
この記事では、ハリのある美乳をとり戻す方法と予防策を解説します。




年齢とともに胸が垂れる原因は?
垂れた胸を蘇らせる方法を見ていく前に、どうして年齢とともに胸が垂れてしまうのか、確認しておきましょう。
その原因は大きく2つ。
- クーパー靭帯の損傷
- 女性ホルモンの減少


クーパー靭帯というのは、胸のまるい形をキープし支えている大事な組織です。乳腺と脂肪を胸に収めその形をきれいに保つために、クーパー靭帯は日々働いているのです。
スポーツをしている時も、夜無防備のまま寝ている時も、遅刻寸前で走っている時も、毎日の生活の中で揺れ動く胸を支えるべく、常に働いています。
そんなクーパー靭帯は働き者なゆえに、年齢を重ねると次第にその重みに耐えきれなくなり、とうとう伸びたり切れたり損傷してしまうわけです。それが、胸が垂れる原因なのです。
残念なことに、一度伸びたり切れたりしたクーパー靭帯は元には戻りません。だからこそ、日頃からクーパー靭帯を大切にケアし、負担を減らしてあげることが、育乳にとって大切なことなのです。




そして、もうひとつの原因が女性ホルモンの減少。女性ホルモンの分泌は思春期からはじまり、妊娠出産ができる女性らしい身体をつくります。
女性の胸を大きくする乳腺を発達させるのも女性ホルモンの働きです。その分泌のピークは20代から30代前半にかけてと言われており、それ以降は徐々に女性ホルモンの分泌が減少していきます。

女性ホルモンの分泌が減ると、乳腺が衰退するため、胸のハリが無くなり次第に垂れてしまいます。
しかし、30代でも女性ホルモンが完全に分泌されないわけではありません。その量を増やすのは難しくても、女性ホルモンと上手に付き合っていくことはできそうですね。
胸が垂れはじめたと感じる人の育乳には、「女性ホルモンとつき合う」という考え方がとても大切なポイントなのです。


垂れた胸を蘇らせる4つの方法を紹介します
そして、まだ垂れていないあなたも!将来、美乳をキープしたいのなら、早めに予防策を講じておく必要があります。次章から垂れた胸を蘇らせる4つの方法を紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

方法1.胸にハリをとり戻す胸筋トレーニング
最初に紹介する方法は、胸筋のトレーニング。


大胸筋は胸の土台部分に位置している筋肉なので、垂れ乳改善のため非常に重要です。
大胸筋のトレーニングはバストアップ効果があるのです。ここを鍛えてあげることで、胸郭がぐっと上に持ち上がり、胸全体にハリが生まれます。
家を建てる時は土台が大事と言いますが、育乳も土台が大事なのです。立派な家は基礎が丈夫。立派な胸をつくるには、安定した丈夫な大胸筋をつくりましょう。




具体的に、胸筋トレーニングにはどのような方法があるのか紹介していきましょう。
代表的なトレーニングは、プッシュアップ。つまり、腕立て伏せのことです!体育の授業などで体験したことがあるのでなんとなくわかることだと思います。
より易しいやり方としては、よつんばいの形で膝をついたまま行います。
両ひざは閉じ、両手は肩幅より少し広めに設置すると効果的です。
そのまま、手と手の間に胸を下ろし、床スレスレの所から、また上体を持ち上げます。これを10回程度くり返しましょう。ぐっと床を押して上体を持ち上げるときに、胸筋が鍛えられます。



プッシュアップは基本的な胸筋トレーニングですが、ちょっと大変という方も多いと思います。そこで、もうひとつ簡単な方法として、おっぱい引き上げ体操を紹介します。
直径20センチ程度のゴムボールを用意します。そして、胸の前で、そのボールを両手で挟みむように持ちます。
両肘を軽く外に開きながら、両手でボールをギューッと押しつぶすように挟みます。5秒ほど押したら、一度ゆるめます。これを10回程度くり返しましょう。
ボールが用意できない時は、手のひら同士を合わせて合掌で押し合うのでもOKです。今日から胸筋トレーニングを実践し、土台からハリのある胸をつくりましょう。





方法2.胸のマッサージで血流アップ
次に紹介する方法は、胸のマッサージ。胸は9割が脂肪でできています。脂肪は冷えやすい性質があるため、マッサージで血行を良くしてあげることも効果的です。
血行が悪いと、胸に必要な栄養素や女性ホルモンが運ばれにくくなってしまいます。せっかく女性ホルモンが分泌されても、胸に届かなかったら元も子もありません。
ですから、女性ホルモンを胸に届けるために、血流を促してあげることが大事。そこで、胸のマッサージが生きてくるのです。また、脇の方に流れた脂肪を胸に戻しキレイな形をとり戻すためにも、マッサージは有効です。


具体的なやり方としては、次の通り。
まず脇の方から胸に脂肪を集めるように流します。そして、胸の下をやさしくなでるように胸の中央へ流します。さらに胸の谷間を通して、デコルテの方へと流しましょう。
ポイント



方法3.ナイトブラで胸の形崩れを防ぐ
垂れてくる胸の形を整えるためには、ナイトブラも必須アイテムです。寝ている時くらい胸を解放したい!と思っている人も多いことでしょう。しかし、ノーブラで寝ることこそ胸が垂れる原因につながるのです!

寝ている間の胸は、重力に負けて胸がつぶれてしまいますし、寝返りを打つたびに右へ左へと揺れ動きます。つまりそれは、その胸を支えているクーパー靭帯に負担をかけ続けることになります。
クーパー靭帯が弱くなると、胸の脂肪は外へと流れてしまうのです。また、仰向けの姿勢は胸が左右に開いてしまい、離れ乳の原因にもなります。


ですから、ナイトブラでキレイな形を保つようにホールドしてあげることが大事なのです。ナイトブラは普通のブラとは違い、寝苦しくないように着け心地も考慮された構造になっていますから、締め付けが不安という方にも安心です。
もちろん自分に合ったものを選ぶことも大切。質の良い睡眠は、女性ホルモンの分泌を促すためにも重要なことなのです。
寝苦しくないナイトブラで、尚且つ胸の形をきちんとキープしながら寝ることが、育乳のための睡眠のコツと言えます。
垂れ乳を蘇らせるためにも、またその予防策としても、ナイトブラを上手に活用していきましょう。



方法4.ホルモンバランスを整える食生活
では最後にもうひとつ、育乳のための食生活について紹介します。先程、女性ホルモンの分泌のピークは30代前半までと言いましたが、だから30代後半からはあきらめるということではありません。

30代からは、女性ホルモンと上手くつき合っていくことが何より大事になってきます。そのための方法のひとつとして、食事があります。
例えば、大豆イソフラボンは女性の身体に良いと有名ですが、これは女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをするのです。
ですから、豆腐や納豆などの大豆食品をほどよく摂取することは、女性ホルモンを補いホルモンバランスを整えるために有効です。しかし、摂り過ぎは禁物です!


大豆イソフラボンの1日の摂取目安は、70~75㎎までとされています。これは、豆腐で言ったら1パック程度の量です。
大豆イソフラボンの摂り過ぎは、逆にホルモンバランスを乱してしまう可能性があるからです。何事もバランスが大事!食生活もバランスよく栄養を摂ってあげることがいちばんなのです。
その他、ホルモンバランスを整えるためにおすすめの食べ物は、ビタミンEを多く含むかぼちゃやナッツ類、そしてビタミンBや葉酸などを含むアボカドなどです。また、ホルモンのもととなるタンパク質の摂取もおすすめです。


いずれにせよ、偏食をせずバランスの良い食生活を心がけることが、何より大事!食生活は、いつからでも見直すことができます。あなたの美しい胸をつくるためにぜひ今日から見直してみましょう。
もちろん、20代からでも決して早いということはありません。日々の心がけとあなたの愛がおっぱいを育てるのです。バランスの良い食生活で、あなたの胸にたっぷり栄養を注ぎましょう。




まとめ
以上、胸が垂れる原因と垂れた胸を蘇らせる4つの方法を解説しました。
今回紹介した方法は、胸筋トレーニング、マッサージ、ナイトブラ、食生活について。あなたの胸を蘇らせる方法は、たくさんあることがお分かりいただけたでしょうか。
胸が垂れてしまったからとあきらめていては何も変わりません!あきらめる前に、今回紹介した方法をぜひ実践してみてほしいのです。
また、まだ垂れてないからと油断しているあなたも、未来の美乳のために実践してみましょう。
育乳の基本は、自分の胸を愛すること。子どもを育てるように、あなたの胸に愛情を注ぎ、日々ケアをしてみてください。きっとあなたも胸はすくすくと成長していくことでしょう。
あなたの胸を蘇らせることができるのは、あなたなのです。



