おっぱいがたれるのはなぜ??年齢とともに、おっぱいがたれてしまうという話はよく耳にしますが、それは防ぐことができないものなのでしょうか。
できることなら、年を重ねても垂れ胸にはなりたくない!!そう願う育乳女子も多いはず。
そこで今回は、おっぱいがたれるメカニズムとその改善方法について解説していきます。今日からあなたも垂れ胸を改善するためのバストケアを実践し、年齢に負けない上向き美バストを目指してみませんか。



おっぱいがたれるのはなぜ?その原因とは
女性の胸がたれてしまうのはなぜなのでしょうか。まずは、その原因となる2つの理由を解説していきます。
クーパー靭帯の損傷
女性の胸を構成しているのは主に、乳腺、脂肪、クーパー靭帯の3つです。
乳腺は、女性ホルモンの影響を受けて思春期頃から20代前半にかけて、妊娠出産ができる女性の身体になるために発達していきます。乳腺の発達に伴って、乳腺のまわりに脂肪が付くことで、おっぱいに膨らみと弾力がうまれます。
胸のおよそ9割が脂肪と言われていますが、胸の脂肪は乳腺を守るクッションとしての役割を担っており、とても柔らかい性質を持っています。そのため、流動的で流れやすいのが特徴です。
そこで大切になるのが、クーパー靭帯の働き。クーパー靭帯は、乳腺と脂肪を支え胸の形をキープする働きをしています。女性の胸は揺れ動きやすいものです。
その揺れにより、脂肪が脇や背中に流れてしまったり、形が崩れて垂れてしまったりすることを防ぐために、クーパー靭帯はとても重要と言えます。
しかし、クーパー靭帯はコラーゲンでできた繊維状の組織で伸縮性がないため、負担がかかり過ぎるとダメージを負い、伸びたり切れたりしてしまうのです。
損傷したクーパー靭帯は胸の形や重みを支えきれなくなり、次第におっぱいがたれてしまうということに…。つまり、おっぱいがたれる原因のひとつが、クーパー靭帯の損傷なのです。



女性ホルモン分泌の減少
もうひとつの原因として考えられるが、女性ホルモン分泌の減少です。女性ホルモンは、思春期頃から分泌が盛んになり、女性としての身体が完成する20代半ばごろにそのピークを迎えます。
しかし、その後女性ホルモンの分泌は減少していくと言われています。とくに、妊娠出産の適齢期を過ぎた40代になると、分泌量は激減してしまいます。
30~40代の女性ホルモン減少期は、ホルモンバランスが大きく変わるため、女性の身体には様々な変化が生じる可能性があります。胸がたれやすくなるのもこの時期です。
女性ホルモンの分泌量が減るということは、乳腺が退化するということ。そのため、胸はほぼ脂肪だけの状態になり、下に垂れやすくなることは否めません。
すなわち、おっぱいがたれる原因には、女性ホルモンが大きく関わっているのです。


おっぱいがたれるメカニズム
さて、おっぱいがたれる2つの原因が解ったところで、さらに詳しく胸がたれるメカニズムについて見ていきましょう。
クーパー靭帯がダメージを負い、さらに女性ホルモンの分泌が減少してしまうと、おっぱいはどうなってしまうのでしょうか。
クーパー靭帯のキープ力が弱まり、乳腺が退化するので、胸の柔らかい脂肪は重力に従い流れはじめます。
そして、胸にあったはずの脂肪の一部は、脇や背中の脂肪と化してしまうのです。乳腺が退化し、脂肪が流れ、バストサイズが徐々に小さくなる一方で、バスト皮膚はそのままの状態。
そのため、バスト皮膚に張りや弾力が無くなり、下に向かってだらりと垂れてしまうことが想像できます。おっぱいがたれる過程には3ステップあると言われています。
まず、胸の上部のデコルテ部分が削げはじめ、ふくらみが無くなります。次に、バスト全体が下に下がり垂れはじめます。最後に、外に流れるようバストの形が崩れていきます。




あなたの胸も放置していれば、自然のメカニズムに乗って垂れてしまうことが想像できます。もし、垂れ胸を防ぎたい!と思うのなら対策を考える必要がありそうですね。
知っておきたい!垂れ胸改善のための秘訣
ではここで、垂れ胸を改善するための秘訣を紹介します。
おっぱいがたれるのを嘆く前に、今からできるバストケアをして、年齢に負けない美バストをキープしてみませんか。
まず、垂れ胸を防ぐ秘訣として2つのことを心得ておきましょう。
それは、次の通り。
チェック
- おっぱいの揺れを防ぐこと
- 女性ホルモンのバランスを整えること
この2つのことを心得て生活を送れば、おっぱいの垂れをある程度防ぐことができると期待できます。
というのも、先ほど触れたおっぱいがたれる原因を踏まえて考えてみると、上記の2点はその原因への対策になると言えるからです。


まず、クーパー靭帯は胸が揺れ動くことによってダメージを受けます。
つまり、胸の揺れを防ぐことができれば、クーパー靭帯のダメージを軽減できることが考えられますね。
また、女性ホルモンのバランスを整えることも非常に大切です。残念ながら、女性ホルモンの分泌が減少することは、ヒトの身体の自然な摂理なので防ぐことはできません。
しかし、日頃から女性ホルモンのバランスを整えたり補ったりと、女性ホルモンを大切にする心掛けはとても重要なことなのです。
例えば多忙な毎日や睡眠不足、暴飲暴食など、乱れた生活習慣を送っていれば、ホルモンバランスも崩れやすくなります。
女性ホルモンのバランスが崩れると、育乳の妨げになるだけでなく、自律神経や自己免疫機能にも影響を与え、乳房痛や乳腺炎などの症状を引き起こすことが考えられます。
また、生理中や生理前のイライラや不安感、頭痛や腹痛に悩まされている方も、女性ホルモンのバランスが乱れている可能性があります。
つまり、女性の身体と女性ホルモンは密接に関わりあっているのです!女性らしい身体と美しいバストをキープするためには、女性ホルモンを大事にする心がけが必要と言えます。
もし、あなたが未来のおっぱいを想うのなら、今からできる心がけをしていきましょう。日々の積み重ねが、未来のおっぱいをつくっていくのです。



おっぱいがたれるその改善方法5選
では、具体的に垂れ胸対策としてどのようなことができるのでしょうか。今からできる垂れ胸の改善方法を5つ紹介していきますので、ぜひ実践してみてくださいね。
今日からはじめる乳トレ
まずご紹介するのは、今日からはじめられる乳トレ!大胸筋のトレーニングと肩甲骨ストレッチを行うことで、きれいな上向きバストをつくりましょう。
大胸筋のトレーニング
両手を胸の前で合唱します。肘を左右に張り、両手のひらを押し合います。10秒キープ×3セットを目安に行いましょう。
大胸筋は、胸の土台となる筋肉です。この筋肉を鍛えることで、胸全体をぐっと上に引き上げる力が生まれます。
また、デコルテ部分にも張りが生まれ、美しい胸をキープするために有効です。
肩甲骨ストレッチ
両手を背中側で握手します。軽く肘を曲げ、肩甲骨を寄せ合います。
そのまま、腕を後ろに伸ばしていきます。10秒キープ×3セットを目安に行いましょう。
肩甲骨まわりをほぐすことで、猫背が改善し姿勢が良くなります。姿勢が良いとスタイルもよく見えますし、胸郭が引き上がるため上向きバストをつくるために有効です。
今回紹介した大胸筋とレーニンングと肩甲骨ストレッチは、とても簡単でいつでもできる方法です。ぜひあなたも今日から乳トレをはじめてみてください。



セルフマッサージで血行促進
血行を良くすることも胸の垂れを改善するために有効です。なぜなら女性ホルモンは、血流に乗って胸に運ばれるからです。
そこで、スムーズな血流を促し、バストまわりの血行を良くするセルフマッサージを紹介します。
まずは、背中や脇から胸の方へとお肉を集めるように流します。そして、胸の下側から内側に向かって軽く持ち上げるようにやさしくなで上げます。さらに胸の谷間を通して鎖骨の方へと流しましょう。
バストまわりだけでなく、鎖骨周辺や脇の下などもやさしく撫でてマッサージすることで、リンパの流れにもアプローチすることができます。ポイントはやさしく心地いい程度に行うことです。
やり過ぎたり力が強すぎたりすると、かえって胸に負担がかかることがありますので注意しましょう。



美バストをつくる育乳ブラ
美バストをキープするために役立つのが育乳ブラ。あなたは日頃、ちゃんと自分の胸に合ったブラを着用していますか?
もし、普段のブラが自分に合っていないとしたら、逆にそれが垂れ胸をつくる原因になってしまうこともあるのです。
育乳ブラは、脇や背中に流れた脂肪を胸に寄せ集めてくれる機能があり、胸が垂れないようにキープしてくれるだけでなく、バストアップ効果も期待できます。
ブラは毎日着けるものだからこそ、しっかり自分の胸に合う育乳ブラを選び、上手に活用していきたいものですね。



育乳に役立つ!食事から取り入れたい栄養素
バストケアとアンチエイジングのためには、栄養も大切です!
特に育乳に役立つ栄養素として次のものが挙げられます。ナッツ類やカボチャ、魚介類に含まれるビタミンEは、細胞の老化を防ぐことや血行促進のためにおすすめ。
また、乳製品や緑黄色野菜などに含まれるビタミンAは、皮膚の健康を保ち張りのある肌をつくるために欠かせない栄養素です。
また、大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きを持つと言われているため、上手に大豆製品を摂取し、女性ホルモンの働きを補うことも有効と言えます。
基本はバランスの良い食事ですから、過度なダイエットや偏った食事で栄養不足にならないように心掛けることが大切です。女性らしい身体と美しいバストをつくるためにも、日々バランスよく栄養素を取り入れていきましょう。



ストレスを溜めない生活がホルモンバランスを整える
ストレスはホルモンバランスを乱す大敵!多忙な毎日や乱れた生活習慣を送っている方は注意が必要です。
忙しい毎日を送っている方は、休息やリフレッシュの時間を大切にする必要がありますし、運動不足の方は適度に身体を動かすことも必要と言えます。
そして、十分な睡眠をとることも、ホルモンバランスを整えるためにとても重要なこと。
今は大丈夫!と蓄積されつつあるストレスを見逃したままにしていると、知らず知らずホルモンバランスが乱れ、女性ホルモンが分泌しにくい身体になってしまう可能性があります。
あなたの身体を思いやり、ストレスを解消しながら整った生活習慣を送ってあげることは、結果的にあなたの胸を美しく育てることにつながるのです。
ぜひ一度あなたの生活習慣を見直し、自分の身体に思いやりを持ってみてくださいね。



まとめ
おっぱいがたれるメカニズムとその改善方法として5つの方法をご紹介しました。年齢とともにおっぱいがたれやすくなることは否めません。
だからこそ、その原因を知り、日々できる心がけをコツコツと行うことで、垂れ胸を防ぐことができるはずです。
ぜひあなたも、垂れ胸を改善する方法を実践し、年齢に負けない美バストを目指していきましょう!


